湿原の忍者・その正体は?(2014.6.16.) [尾瀬沼より]

この日の尾瀬沼はいつもより霧が深く辺りは真っ白に染まった
その姿は刻々と変わる

caIMG_8865.jpg

朝4時過ぎにすぐ隣の湿原に出てみる
今回の期待は、朝夕に不思議な声を出している野鳥、その姿を見届けることにある
その主は3本カラマツの右手前の湿原辺りに潜んでいる感じだ

“シュビ シュバ シュージュージュー・・・”
水道管から空気が漏れているような感じで私の耳には何故か心地よい

霧の中でその声だけが時々聞こえて来るがその姿は?
中々姿を現さないのでその主を“湿原の忍者”と呼んでみた

もう1週間以上も前からその姿を見届ける為に朝夕には湿原脇でその声を楽しむ日が続いている

その翌日やっとその姿を現してくれた
2羽が湿原の低空を駆け抜けた
が、一瞬の出来事でカメラは間に合わない

その“湿原の忍者”はオオジシギ

尾瀬沼畔の湿原でもオオジシギは毎年顔を出すが年により変わる
大きさはほぼキジバト大、嘴が長いシギの仲間
今年はその数は例年より多いように感ずる

因みに尾瀬ヶ原ではその数は多く、オオジシギの姿を見かける事は多い
湿原の上空をデイスプレイしていたり、また時には湿原脇の木の上に姿を見せる

こちらはオオジシギに変わって霧の中にぽっかり浮て見えたカッコウの1枚です

caIMG_8529.jpg

こちらは前夜の8時頃、翌朝と同じ場所からの夕闇の様子です

caIMG_8396.jpg

シ~ンとした尾瀬沼畔の夜景に包まれながら暫くオオジシギの声を楽しむ私です

“シュビ シュバ シュージュージュー・・・” 
そして時々 “ヒュルヒュルヒュル”と風を切る音も
姿が見えないので余計不思議に感じるがその声が 右に左に移動するから余計面白い

と言う訳でこの時期尾瀬に来られたら朝夕山小屋の近くの湿原にも耳を傾けて見られたらと思います
nice!(1) 

nice! 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。