尾瀬沼でも鷹の渡りの始まり<鷹柱速報>・ハチクマ?orサシバ?(2013.09.17.) [尾瀬沼より]

台風18号が昨日通過して今日は朝から空が抜けるように青く澄み渡っています
今朝は尾瀬沼の気温は0℃となり湿原や木道も白く染まり例年より早めの初霜が観察
正午の温度は16℃まで上がり西からの微風という絶好の秋日和が広がります

雨上がりの今日あたり鷹柱がみられないかな?と淡い期待を抱き昼食後の休憩時間に大江湿原に出て見る事に
すると今日初めて10羽の鷹柱が出現しましたのでその様子を速報します

12時30分から暫く大江湿原のベンチで空をにらむも何の変化なし
12時55分: 一羽が近くの森の上空に現れ旋回を始めます

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どうやらこちらはノスリの様でほぼ2000m近くまで高度を上げると東の空に流れて行きました

1時50分: またも一羽が燧ケ岳山頂をバックに旋回しながら現れる
今度は南の空に流れていきます、こちらもノスリ?

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因みにこの日は燧ケ岳の頂上から富士山も見えていたとの情報です

雨上がりの翌日、気温も上がって来ると上昇気流も出てきて条件はそろっています
鷹の渡りはあるとすれば今日!・・・と期待を胸に空を見上げていると!

1時55分: 出ました出ました 鷹柱です、既に200~300m上空で2000m近い所に
肉眼では黒い点の集まりにしか見えませんでしたが確かに旋回しながら高度を上げています

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さっそくカメラで覗きますが私の鷹の識別能力ではすぐには判断できず
でも10羽、それもシルエットから推測するにサシバ?いやハチクマ???
後で鷹仲間に確認して頂く事にしてもう時間がない!
あと30分は居たかったけど残念!また明日!と言うことで急いで仕事に戻りました

毎年尾瀬沼ではこの時期何回か同様な場面に出会います
時間を十分にとって調査できていないのではっきりはしませんが尾瀬沼もどうやら鷹の渡りの一つのルートになっている可能性はあるように今日改めて感じています

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小渕沢田代コースを歩く・9月の野鳥の様子は?(2013.09.10.) [尾瀬沼より]

今日は6月と8月の中頃と同じ探鳥コースの一つ
尾瀬沼東岸から小渕沢田代を一回りする湿原あり、沢あり、樹林ありのコース
野鳥は繁殖期を過ぎ鳴き声もさえずりから地鳴きに変わっているその様子を見に出かけた

草紅葉がやや進む大江湿原を歩いて行くと周辺の森からカケスの声が聞こえてくる

湿原の紅葉したミネザクラでモズが“ギチギチギチ”と高鳴きを響かせる

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大江湿原から小渕沢田代分岐を右折して樹林帯に入ると初めに姿を見せたのはこちら

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“ジュ ジュ”と小さいグゼリのような声を出していた
どうやらメボソムシクイ、それも幼鳥の感じがしたがどうでしょう?

暫く登って行くと“ヒ ヒ ヒ ヒ・ タタ”と冬期探鳥でよく耳にする声が聞こえてくる
近くのオオシラビソの木にその主が顔を出したその時一瞬目を疑った

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と言うのも声を聞いた時は始めに思ったのはジョウビタキ
この時期になると毎年尾瀬にもやってくるジョウビタキの声と思ったからだ
がどうやらこちらの声の主はルリビタキでは? 本当に? もう一度双眼鏡に入れる
“タタ“と入るのでいやジョウビタキでは?いや白斑は見えない
ただでも回転の速くないのに頭の中が混乱してきたがやはりルリビタキでは?

あれこれ考えながらカメラを覗いている時突然何かの影が前を横切ったように思えた
カメラを覗いていて黒い影が横切る経験はこの時で2度目
何年か前の一回目の時は熊だっただけに“ぞ~~”と一瞬血の気も引いた

すぐにカメラから目を離して辺りの様子を見るにどうやら熊の気配はない
“ほ~~”と一息、近くの沢の水の流れが気持ちを癒してくれた

やや離れた枯れ木の上に目をやると何か止まったようだ

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アカゲラかな?と思ったがどうやらオオアカゲラ?
前回もこの辺りでオオアカゲラに出会っているが果たして同じ個体?

暫く進むと今度はカケスの雛が親に甘えているような感じのちょっと変わった声が聞こえてくる
オオシラビソの木の枝が陰になっていて姿が見えないがどうやら2羽(3羽?)の感じがする

小渕沢田代に着くとやわらかい日差しの中、広がる大空を眺めてしばらくのんびり過ごす

この日も行き会う人の姿はなくとにかく静かな山歩き
草紅葉もやや進んだ湿原の爽やかな空気を感じながら周りの山々を眺めて静かに時が流れる
そろそろ猛禽類も渡りを始める時期になったがどうかな?と思いながら

小渕沢田代からの帰りはいつもの様にキャンプ場に真っ直ぐ下るルートに入る
湿原から少し登りこのコースの最高地点の標高1900mを超えると後は尾瀬沼に下って行く

前回に同じコースを歩いた時に聞こえていた、コマドリ・ミソサザイ・サメビタキの気配はない
もう山を下りたのだろうか?

9月になると野鳥のさえずりは極端に少なくなるように思う
そんな中でメボソムシクイのさえずりだけは相変わらず聞こえてくる

ルリビタキはこの時期は“ヒ ヒ ヒ・・”と地鳴きが多くなるが
沢の音に乗って聞こえてくるルリビタキのさえずりが妙に懐かしく感じて妙にホットする

ウグイスはあちこちで笹を揺らしながら笹鳴きを聞かせながら姿も時々見せている
ウソも所々で“フィー フィー”とあの綺麗なハーモニーを響かせている
コガラ・ヒガラ・ゴジュウカラ・アオジ・クロジ・キクイタダキも姿を見せていた

尾瀬沼に戻っていつもの様に元長蔵小屋横に行ってみる
朝も見ましたがいつもの場所でマガモとオシドリのメスがのんびり日向ぼっこ(居眠り?)の最中でした

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今回の小渕沢田代一周コースは湿原あり樹林帯あり沢の流れもあって探鳥にもお勧めです

今日の最後は野鳥以外の写真を2枚
こちらはヤナギランの丘から大江湿原を見た今、草紅葉が徐々に進んできています

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もう一枚は裏山を下る途中に所々で見せていたゴゼンタチバナ

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この真っ赤な実を食べている野鳥はいるのかな?なんて思いながらシャッターを押しました

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ウソ一家の食事風景・それはホント(2013.08.26.) [尾瀬沼より]

昨日の尾瀬沼一周探鳥(2013.08.25ブログ)で各種幼鳥との出会いをお伝えしました
今日のテーマのウソも昨日もあちこちで口笛のような綺麗なハーモニーを響かせていた

長蔵小屋の近くでも一日に何回かウソが顔を見せます
今回はそのウソのかわいい写真をご覧いただきたいと思います

こちらは長蔵小屋玄関前のチシマザクラのサクランボを食べに来た時の1枚

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こちらは別館裏のキャンプ場にやってきているウソの家族です
オスがオオバスノキの黒く熟した実をついばんでいます

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雛が近くで“チーチーチー・・・”と絶え間なく鳴き続けています

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ウソの家族は今度はナナカマドの木に移動していきました
まだ青いナナカマドの実ですがパクパクパクパクよく食べます

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近くで雛が“早く頂戴よ~”とばかりに“チーチーチー・・・”鳴き続けます

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首を長く伸ばして親の様子を伺っているのかな?

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雛は待てなく親が実をついばんでいるすぐ近くに来て“早く頂戴”と・・・

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ようやく“やった~”

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オス親からすぐにメス親のいる近くに今度は移動して“頂戴よ~”と
またメス親から餌をもらっていました

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羽も一杯に広げ目も大きく真ん丸に開いてうれしさがあふれています

2分間隔くらいで給餌を受けていた雛も20分後くらいには急に声を出さなくなりました

“満腹になったよ~”ということでしょうね
親子3羽とも皆 “満足 満足”

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ウソ一家の食事風景でした

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尾瀬沼を一周・幼鳥の多い季節(2013.08.25.) [尾瀬沼より]

暫く続いた雨が去ったこの日、尾瀬沼を南岸から一周することにした
今日の期待はマミジロとイスカとの出会い
でもその期待は次回以降の楽しみに置いておくことになった

が、この時期の探鳥は幼鳥との出会いが多くなる
今回は8種の幼鳥と思われる出会いがあったが
今回カメラに撮ることができた5種のカットを先ずはご覧ください

上から順番にアカゲラ ヒガラ コガラ サメビタキ? ゴジュウカラ アカハラ
で良いだろうか?

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?を付けているのは正直疑問点がいくつか残っているからなのですが
?の付けていないのは本当にそれでいいのかな?

もう何回かの幼鳥探鳥を重ねるとその疑問(?)も少なくなっていくのでは
と自分では思っている所ですが?

それにしましてもこの時期は幼鳥との出会いはが多く疑問の連続ですが楽しみは尽きません

こちらはムシクイの仲間のメボソムシクイの成鳥かと思いますがどうでしょうか?

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道中ではウグイスやアオジなどなど多くは地鳴きが増えてさえずりは少なくなって来ています
が、メボソムシクイだけは相変わらず“銭トリ 銭トリ 銭トリ”とあちこちでさえずり大変元気
森を制覇している感さえありました

尾瀬沼に戻り元長蔵小屋近くの水草の辺りでは4羽の雛を伴ったマガモ一家が出迎えてくれました

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7月23日付でお伝えした時のマガモ一家と同じ様に思いますが雛もやや成長している様です

今回の尾瀬沼一周で見聞きした野鳥は以下の通りです
カイツブリ・カワウ・アオサギ・マガモ・トビ・キジバト・コゲラ・アカゲラ・ハクセキレイ・キセキレイ・ビンズイ・ルリビタキ・ウグイス・メボソムシクイ・センダイムシクイ・キクイタダキ・サメビタキ・シジュウカラ・ヒガラ・コガラ・ゴジュウカラ・アオジ・ウソ・ハシブトガラス・ハシボソガラス・ホシガラス・カケス

ウソの声はこの時期あちこちで聞こえてきています
中には幼鳥を伴ったウソの家族とも行き会うチャンスがあり楽しみです
この日の午後 山小屋の近くでもウソの声が何回も聞こえてきています
写真も何枚か撮らせてくれたので次回はそのウソをテーマに取り上げたいと思います

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カイツブリの素顔アレコレ・“元長蔵小屋”付近での定点探鳥続編(2013.08.18.) [尾瀬沼より]

前回に続き“元長蔵小屋”付近での定点探鳥です
今回はその時に見られたカイツブリのいろいろな表情をお伝えしようと思います

先ずは3羽のカイツブリが入り乱れての取っ組み合いを連続写真でご紹介いたします

1羽のカイツブリの突然表情が険しくなり次の瞬間一気にスタートダッシュ

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その先にはもう一羽のカイツブリが

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2羽の取っ組み合いが勃発

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そこに何を思ってかもう一羽がダッシュ、3羽での激しくぶつかり合いに

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どう見ても遊んでいるという感じでなく意地のぶつかり合いにしか見えません

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やがて1羽が急いで離れていくと残る2羽は顔を見合わせて何やら意味ありげに見えます

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やがて3羽は離れ離れになり何事もなかったように水面に浮いているのでした
カイツブリ劇場第一幕は一件落着ですが一体何事だったのでしょうか?
それにしても迫力満点でした

こちらはカエルを捕らえて苦戦しているカイツブリ

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足をもって振り回しますが?

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頭をもってぐるぐる何回も振り回していますが?

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2~3分後にはついにカエルを頭から飲み込んでしまいました

今度は親子のカイツブリでの一場面です
親子仲良く雛が親に擦り寄って餌をねだりに行こうとした様子

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突然親が仁王立ちになって雛に威嚇したようにみえると

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雛は向きを変えて親から全速力で遠ざかって行くのでした
親は雛に独り立ちを促しているのかな?

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いろいろな表情を見せるカイツブリ
近くの水草付近では“ケレケレケレ”とのどかな鳴き声を響かせています

元長蔵小屋横の尾瀬沼畔のベンチに座っていると時間もゆったり流れていきます
今日も多くの人が訪れています
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“元長蔵小屋”付近での定点探鳥・ある夏の一日(2013.08.18.) [尾瀬沼より]

久しぶりにどこにも出かけない休日がとれた
尾瀬にいると休みというとどうしてもあちこち歩いてしまうが今日はのんびり過ごす事に
尾瀬沼畔の元長蔵小屋(通称元長)横での定点探鳥と決め込んだ

元長蔵小屋というと長蔵さんが最初に山小屋を始めた歴史的な場所で訪れる人も多い
その近くで午前は8時、10時、12時、午後になって3時、6時とそれぞれ30分の観察をした

こちらは8時の元長北側ベンチからの眺めです

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このベンチに座りゆっくり涼むハイカーと一緒にのんびり過ごします
こちらは元長南側の眺めです

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どちらも水草の辺りから一日中水鳥の声が聞こえて来ます

多くの人が確認しているアオサギがこの日の定点観測では6羽もいる事を確認
時々移動しながら場所を変えてあちこちでじっと動かず水面をにらみ獲物を待ちます

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アオサギが岩の上で日向ぼっこをするカワウの近くを飛んで三平下方面に向かっています

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こちらはマガモの親子で7羽の雛を伴って南側から北側の水草の中へ移動中のようです

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マガモはこの他にも4羽の雛を伴う別の家族も時々姿を見せています

マガモ同様カイツブリも今日実にいろいろな場面を見せてくれました
こちらは2羽のカイツブリが突然衝突した場面ですがその表情には尋常でないものを感じます

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カイツブリの見せてくれた面白いしぐさはこれも含めて次回(明日)にまとめてレポートします

10時の観測の時カッコウ大の姿が突然頭上を越えて近くの木に止まりました

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はっきりしませんがカッコウの幼鳥では?とも思いましたが後で調べる事に

12時と午後3時と6時の3回ミサゴが現れましたが個体は少なくとも2個体の様です
今回はミサゴが水面に飛び込む場面は見ませんでしたが3回の内2回は足にしっかり魚を捕まえて森に消えていきました

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今回の元長蔵小屋横での定点観察では上記の他に見聞きできたものは次の通りです。
朝から順にアオジ、キジバト、ハクセキレイ、トビ、アカゲラ、ウグイス、メボソムシクイ、シジュウカラ、ルリビタキ、ホトトギス、モズ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、

今回の最後の一枚は少し夕焼けになった燧ケ岳をバックにマガモが塒へ移動中の様子です

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因みにこの日はイワツバメを一羽も見ていません
既に子育てを終え尾瀬を後にしたのか昨年より少し下山が早い様です

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尾瀬沼周辺の森の今・野鳥の声もいろいろ混在(2013.08.15.) [尾瀬沼より]

これまでと違って少し時間に余裕がもてたので尾瀬沼周辺の森へ出かける
今回は尾瀬沼北岸と小渕沢田代方面の森の野鳥の様子を見て歩く事に

尾瀬沼北岸の森では野鳥の声が以前より少なくなっているが
メボソムシクイの“ゼニトリゼニトリゼニトリ”の声だけは目立っている

尾瀬を歩くとウグイスのさえずりはいたる所で聞こえてくるがこの時期は地鳴きも混ざる
雛を伴って地鳴きをするウグイス、幼鳥は“チイ チイ チイ”と賑やか
大体が5~6羽の兄弟一緒に笹を揺らしながら移動して行くので見ていてわかる
親は笹の上の方の低木で餌をとって来ては雛はその餌を待っている

コガラやヒガラの幼鳥と出会う事も多く集団でオオシラビソの枝の間を飛び交う

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キクイタダキの声は多くは聞こえてこないが寧ろ静かに木の枝の間を行き来している

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尾瀬沼北岸から戻って裏山の小渕沢田代に回ってみる事に
こちらの森ではルリビタキの“もうちょっとだ~(私の勝手な聞きなし)”があちこちで聞こえる

ミソサザイも相変わらずきれいな声を森に響かせる

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ミソサザイの雛も沢沿いの木道を時々うろうろしているので要注意

クロジのメスが忍者の如く声一つ出さずに低木の間を抜けて行くのが見える

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クロジを撮るのはいつも難しい
うす暗い所では特に手振れも手伝っていつもボケぎみになってしまう(こんどまた・・・)

コマドリの長閑な声も聴かせてくれていたがこの日はご対面とはならない

尾瀬沼に戻ってビュウポイントへ行く木道上でツグミ大の見慣れない姿に一瞬会う

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どうやらアカハラの幼鳥では
アカハラのさえずりはこの時期も聞こえますが幼鳥との出会いもこの時期ならではと言えます

この日の森歩きで最も期待していたのはウソとの出会いだったのですがこの日は残念
でもそのウソも何か所かであの長閑な声で“ウソのハーモニー”を森に響かせていた

午前中には山小屋に戻り短時間の森歩き
気持ちの良い高原の風に乗った“ウソのハーモニー”ですっかり心が洗われる束の間の休暇の一時でした

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尾瀬沼の今・野鳥も星空も楽しみいっぱい(2013.08.12.) [尾瀬沼より]

梅雨が明けて尾瀬でも夏本番を迎えています
今朝は10℃近く、そして昼間は25℃前後でさわやかな空気に包まれています

裏手にある尾瀬沼畔のベンチにいるとカイツブリの親子の声がよく聞こえてきます
どうやら雛が2羽 親にべったり

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雛の一羽は母親の背中に乗ったり降りたりしていました

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沼の水草の多い岸辺にはマガモの親子とその親族達でしょうか?

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こちらのマガモの親子は6羽の雛が母親と一緒の様です
先日お伝えしました時は4羽の雛でしたのでその時とは違う親子でしょうね

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その近くではオシドリのメスでしょうか?
マガモとはやや異なるシルエットが見えました

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近くにオシドリの雛がいないかと思いましたが見つかりません
でもこの夏もオシドリに会えてよかった

この時期、日陰で涼みながら尾瀬沼を見ているとこのような水鳥にも出会えて楽しみです
この他にも大きな鳥が飛びますがアオサギが尾瀬沼のあちこちで見えます
上空にも時々見上げているとミサゴの漁とも出会えたり楽しみがいっぱい

夜の空を見上げるのもこの時期の楽しみのひとつでもあります
ペルセウス座流星群が見られるとの事で興味もまた膨らみ
初めて星座のカメラ撮影に挑戦してみました

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この時は流れ星は見られませんでしたが星の多さに今更ながらにびっくり
流星の撮影は今夜また挑戦しようと思います

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ミサゴの漁・尾瀬沼東岸のビューポイントにて(2013.08.03.) [尾瀬沼より]

のんびり尾瀬沼畔のベンチで過ごしている時のことです
一羽のミサゴがいつもの様に上空に現れ尾瀬沼を見下ろしている

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燧ケ岳をバックに徐々に高度を下げて行く

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急激に高度を下げ始める

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次の瞬間、翼を真上に揃える感じで足から水面にダイビング

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ボシャンと大きな音と水しぶきで一瞬ミサゴの体も見えなくなる

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翼で水面をたたいたのかミサゴの体が水面から浮き上がってくる

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するとふわりと空中に浮いた
目いっぱい翼を羽ばたくとふわりと上空へ

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足元からはまだ水滴をまき散らしている

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2~3度羽ばたいてさらに高度を上げると
次の瞬間、体をぶるっと一振りしたのか水滴が飛び散る

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水しぶきを飛ばしてさらに高度を上げながら向こう岸の森へ消えていきました
足元にはしっかりと獲物をとらえて

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ミサゴの漁は時々見かけますがその動きはとてもダイナミックで躍動感あふれます
あっぱれミサゴ!!
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マガモの親子が今年も尾瀬沼に・大雨で増水の急流を横断(2013.07.23.) [尾瀬沼より]

この所朝晩の気温が10℃を下回る日が続いたが
昨日から蒸し暑くなり大雨予報通り昨夜からの大雨
今朝も雨が断続的に激しく降り続くなか大江湿原のニッコウキスゲ群落を見ているときの事です

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尾瀬沼に流れ込む大江川も増水し河口では渦巻きを作りながらの急流となっている

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その時手前の水草が動いているのが目に映った

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じっと見るとマガモの親子が水草を突っついたりしてる

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4羽の雛は母親にぴたりと付き添われて水草の中を少しずつ移動していく

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何を思ったか集団は母親が後方から先頭になり一列の隊列に変わる

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急流となって流れ込む大江川の流れを横切ろうとしているようだ

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一団は左右にねじれたり隊列も乱れるが急流の中を少しずつ前に進んでいる

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間もなく急流を無事渡って穏やかな流れの所へ

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その奥にある水草の中につくと親子はまた広がり母親も遠くから見守る姿が印象的でした

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雨は相変わらず激しく降るがマガモの親子にはその雨も気持ちのよいシャワーの様です

翌日も雨は断続的に降り続きマガモの親子は水面に時々姿を見せていました
その雨も翌日夕方には上がり綺麗な夕焼けとなりましたので今回の最後はその時の一枚です

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“マガモの親子もこの夕焼けをどこかで眺めているのかな?”との思いが頭をよぎりながらシャッターを押しました


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