“尾瀬沼 野鳥便り”の3年を振り返る・序(2013.10.19.) [尾瀬沼より]

いつも“尾瀬沼 野鳥便り”をご覧くださり有難うございます。
今回から趣を変えて黒バックのページ構成にてお届けします。

私は仲間より一足早く下山となり、今回が今年の最後の尾瀬からの野鳥便りになります。

これまで3年間尾瀬沼の長蔵小屋のお手伝いをしながらその時々に見聞きした野鳥を中心にできる限りその場で見たまま感じたままをお知らせしてきました。
この3年間のレポートのまとめとして次回から3回に渡りこれまでの尾瀬での野鳥の出会いを振り返ってみたいと思います。
各テーマ毎に私の特に印象に残る写真を取り上げその時々の様子をご紹介したいと思います。その中に出てくる多くの写真はこれまでの“尾瀬沼 野鳥便り”に取り上げたものです。

3回のそれぞれの内容は順に次の様な切り口でまとめて振り返って行く予定です。

① 尾瀬縦断で見える野鳥の棲み分け・“尾瀬沼 野鳥便り”振り返り編①(2013.11.1.予定)
② 野鳥の繁殖も盛んな尾瀬・“尾瀬沼 野鳥便り”振り返り編②(2013.11.22.予定)
③ 季節感を伝える野鳥達・“尾瀬沼 野鳥便り”振り返り編③(2013.12.10.予定)

今回はその序として3枚の写真を取り上げて見ました。

こちらは燧ケ岳を映し込む尾瀬沼をゆっくり進むカイツブリの姿です。

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カイツブリは“ケレケレケレ”と澄んだ声を周りの森に響かせ尾瀬沼を独り占めしています。
湖畔のベンチを訪れる多くの人々は時間がゆっくり流れる空気に包まれ一時を過ごします。
私はこの長閑な空気感がとても好きです。

二枚目はこちらです。
尾瀬沼を照らす夕日を浴びるマガモ

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尾瀬沼の朝夕はその時々により異なる趣があります。
夕日を照らす湖面でマガモは静かに何かを語り合っているように感じます。

そして三枚目はお馴染みのモズ

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尾瀬の雪解けの静寂に包まれて大江湿原を見渡している
ときどき下の木道を行くハイカーにも目を向けながら何を考えているのか落ち着いた風格が伝わってきます。

野鳥の写真はその時々の出会いの一瞬のカットですが、写真を改めて見ると一枚一枚にその時々の思いが重なります。
野鳥との出会いは本当に一期一会で二度と同じ場面での出会いはないからこそ鳥見の旅は魅力があるのかもしれません。

長蔵小屋を訪れた方から、イスカがでたよ、マミジロがいたよ、フクロウが鳴いているよ、
等々その他多くの情報を頂いていますが私にもまだまだ尾瀬における多くの野鳥との出会いが待ち受けています。

今年はこれで尾瀬を後にしますが、来年からも尾瀬をもっと歩きたいと思っています。
そして“尾瀬沼 野鳥便り”を通じて尾瀬の自然の魅力を引き続きご紹介できればと思います。

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